2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ジュリー×ストーンズ×太陽を盗んだ男?

何となく、長谷川和彦の邦画史上に残る傑作『太陽を盗んだ男』を思い出す。9番こと、沢田研二扮する城戸先生が夢の中でストーンズを熱唱しているようだ。すべては夢……そう、あの映画は夢の如く美しい映画だ。原爆製造シーンでの歌として使えばよかったかも…

『クラッシュ / CRASH』(1996)(ヘア解禁ニューマスター版)

ジェームズ・スペイダーというと、真っ先に思い浮かぶ映画はスティーブン・ソダーバーグ監督の『セックスと嘘とビデオテープ / SEX, LIES AND VIDEOTAPE』(1989)である。妙な色気のある男優で、逆にいうと普通の映画に出ていても、「これはエロティックじゃ…

『ザ・フライ / THE FLY』(1986)(2枚組特別編)

ようこそ、恐怖の実験室へ……とでも言ってるような作品である。敬愛する映画監督のひとり、鬼才という名がふさわしい、カナダ出身の監督デイヴィッド・クローネンバーグ作品である。今回久々に観たのは、カルト・コレクションとして出ている版である。津嘉山…

『ログイン』(LOGiN)休刊

2008年5月の7月号をもって、1982年5月創刊号から続く25年の歴史に幕を閉じるそうな。 1980年代初頭はちょうどマイコン今でいうパソコンであるが、そういうものがいよいよ一般に出始めた時期である。NECのPC-8801シリーズ、富士通のFM-7シリーズ、シャー…

『パルプ・フィクション / PULP FICTION』(1994)

処女作には作家のすべてが詰まっているというよくいわれるが、それをよりスタイリッシュに昇華したのがこの『パルプ・フィクション』で、これでほぼ頂点を極めてしまう(物語を裁断し、断片的に再構築するカットバック手法はそれ以後は使われなくなる)とい…

『レザボア・ドッグス/ RESERVOIR DOGS』(1991)

一般に世間的な知名度が上がるのは次作『パルプ・フィクション』であるのだが、映画ファンの間で話題になり、今やカルト作品として名をとどめるのはこのデビュー作である。ビデオショップ店員をやりながら、この自主制作を目論んでいたタランティーノ。当時…

タランティーノ祭り開催中 in my heart

前回紹介した『デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2』(2005)の廉価DVDを買ったときに、クエンティン・タランティーノ『デス・プルーフ』発売記念というシールが貼ってあった。90年代半ばは映画関連のメディアでこれでもか、これでもかと……彼は…

『デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2〜 / THE DEVIL'S REJECTS』(2005)

ヘヴィーロックとかヘヴィーメタルとかデスメタルとかは聴かない(´・ω・`) ってことで音楽の話ではなく、今回は久々に、観た映画の話。話の繋がりが見えないかもしれぬが、この映画の監督はロブ・ゾンビというミュージシャンである。1985年にニューヨークで…