翻訳

ロジャー・ゼラズニイ『Creatures of Light and Darkness』(1969)の続き

盟友サミュエル・R・ディレイニーへのエピグラフに続き、三つの引用文がある。 ハリス・パピルスの「竪琴弾きの歌」 ジョン・ミルトンの戯曲 ウィリアム・ブレイクの詩 と前々回書いたが、https://onedrive.live.com/view.aspx?resid=194F68E4ADDEE47C!117&…

「虎」

ウィリアム・ブレイクの詩で、もっとも人気があるものを 一つだけあげるとするならば、 『無垢と経験の歌 / Songs of Innocence and of Experience』に含まれる 「虎 / The Tyger」であろう。 挿絵画家や銅版画家で生計を立ててたらしいから、詩と絵を銅版で…

ロジャー・ゼラズニイ『Creatures of Light and Darkness』(1969)

ゼラズニイ(Roger Zelazny)の未訳シリーズである真世界(アンバー)(マーリンを主人公にした)の後半(6-9巻分)を読んでたりするのだが(前半の1-5巻は某早川書房から訳出されているが、もちろん絶版である。なんだかな……)、ちょっと洋書コーナーを見て…

ジ−ン・ウルフ関連

全四部作<新しい太陽の書>の続編『新しい太陽のウールス』の翻訳がやっと刊行。某DEATH NOTE風な表紙絵柄はどうかと思うけど、翻訳者って大事なんだなぁと痛感。

ジョージ・R・R・マーティン関連雑感

ゼラズニイの盟友であった彼の代表作、<氷と炎の歌>の日本における翻訳版が第四部に至り、凄い騒動に発展している。岡部氏から某氏へ訳者変更→訳語変更(固有名称などもザックリで変わり、ラノベ調?)の嵐→旧来からの読者をおいてけぼり→評価がた落ち…→某…

Roger Zelazny ロジャー・ゼラズニイによる<真世界>シリーズ

長らく停止していたブログを再開(´・ω・`) tea-cup掲示板も再開 こちらも長らく更新停止状態のHP混沌と螺旋の城http://shibuya.cool.ne.jp/takaren/ の陳述する世界(超本部)からどうぞ。 久々に読み始め、マーリン・サイクルとなる後半を読み始めたのは遠…

<氷と炎の歌>シリーズ / ジョージ・R・R・マーティン

浅羽莢子さん死去

翻訳家の浅羽莢子さんが逝去されていたことが分かり、SFやファンタジーの本読み系ブログなどで訃報情報が流れている。8月に亡くなられていたようです。タニス・リーの翻訳家として美しい文章を書ける貴重な翻訳家であったので、寂しい限りです。ご冥福をお…

「セイレーンとセロトニンのための協奏曲(仮題)」ロジャー・ゼラズニイ(未訳)

さて、前日なくしたっていうのはこの原書読み中の<ワイルド・カード>シリーズの4巻と5巻の一部なんなけれども、最初に読んだのは我が心の友、故ロジャー・ゼラズニイの担当するスリーパーことクロイド・クレンスンという男が活躍する5巻収録のストーリ…

消失……

PCの整理をしてたら、デスクトップのフォルダに放り込んであった、翻訳中のファイルやらを消してしまった Σ(゚д゚lll)ガーン ちょっと外に出る用事があって、帰ってきてそれに気づいたのだが、復元操作やソフトでも復活できず(´Д⊂グスン そんなに大量のモノでは…

『アンバーの血(仮) / BLOOD OF AMBER』ロジャー・ゼラズニイ著(未訳)

休みだったので、思い出したように、ロジャー・ゼラズニイの<真世界>シリーズ7巻目をすごーく、久々に原書で翻訳作業……数行で疲れた。ただいま第9章の半ばなのだが、ここら辺、美しいシャドウシフトやアクションシーンも少ないのでぼく的には少々退屈な…

ベスター、ベスター!

こんな日曜日は家でまったりSFを読んだりするのはいいのかもしれない。好きな海外SF作家と言われて、まず挙げるのはゼラズニイであり、次に挙げるならディレイニーであったりする。そしてまぁ、その次に挙げる人なら、アルフレッド・ベスターであったりする…

『光の王 / LORD OF LIGHT』(1967)の訳文と原文

全然更新していない拙作のメインHP*1の表紙で、ゼラズニイの同書から一部文章を引用させて頂いている。ゼラズニイらしい美しいものであるが、なんとなく原書の文も併記してみた。それで、気になって先日リニューアル再販された新版の方の翻訳同文も眺めてみ…

『サイコショップ / PSYCHOSHOP』アルフレッド・ベスター&ロジャー・ゼラズニイ著 ISBN:0679767827(未訳)

こちらも全然読んでない本の一冊。『分解された男 / THE DEMOLISHED MAN』(1953)、『虎よ、虎よ! /TIGER! TIGER!』(1956)の2つの長編(前者は創元SF文庫刊/沼沢洽治訳。後者はハヤカワ文庫SF刊/中田耕治訳)でワイドスクリーン・バロック作家という地…

アンバー7をちょっと読むが疲れる

滞っていたロジャー・ゼラズニイの原書、アンバーの7巻をちょっと読む。GWとはいえ、銀行からお金下ろすの忘れたので遊びにも行けない罠(´Д⊂グスン 途中でやる気をなくしてほったらかす。 というか、6巻はなかなか面白かったのだが、7巻になって話がな…

『ダルグレン / DHALGREN』(1975) サミュエル・R・ディレイニー著(未訳)

ロジャー・ゼラズニイとも関係の深かった、黒人作家ディレイニーの問題作(ペーパーバックのページ数は800ページ……まるで電話帳?)。マルチプレックス──多義性とでも言うのか、言語、それらに形作られる物語さえをも多角的解釈が可能な構造で描き出そうとす…

Roger Zelazny ロジャー・ゼラズニイによる<真世界>シリーズ[SF][ファンタジー][小説]は

『アンバーの九王子 / NINE PRINCES IN AMBER』(1970) 『アヴァロンの銃 / THE GUNS OF AVALON』(1972) 『ユニコーンの徴 / SIGN OF THE UNICORN』(1975) 『オベロンの手 / THE HAND OF OBERON』(1976) 『混沌の宮廷 / THE COURTS OF CHAOS』(1978) 『運命の…