<ワイルド・カード>シリーズ

    • [SF作家]ジョージ・R・R・マーティンが中心となって、未知のウィルスによって超能力を得た者たちによって描かれるもう一つのアメリカ史である。我が敬愛する作家ロジャー・ゼラズニイも参加している。
    • ちなみに、参加作家はジョージ・R・R・マーティン、ハワード・ウォールドロップ、ロジャー・ゼラズニイウォルター・ジョン・ウィリアムズ、メリンダ・M・スノッドグラス、ルイス・シャイナー、ヴィクター・ミランエドワード・ブライアント、リーアン・C・ハーパー、スティーヴン・リー、ジョン・J・ミラー、ウォルトン・サイモンズ、パット・キャディガン、ウイリアム・F・ウー、ローラ・J・ミクスンなど。内容紹介はここが詳しい。

リストは以下の通り。

  1. 『大いなる序章 / WILD CARDS』(1987)
  2. 『宇宙生命襲来 / WILD CARDS II: ACES HIGH』(1987)
  3. 『審判の日 / WILD CARDS III: JOKERS WILDS』(1987)
  4. 『WILD CARDS IV: ACES ABROAD』(1988)
  5. 『WILD CARDS V: DOWN AND DIRTY』(1988)
  6. 『WILD CARDS VI: ACE IN THE HOLE』(1990)
  7. 『WILD CARDS VII: DEAD MAN'S HAND』(1990)
  8. 『WILD CARDS VIII: ONE-EYED JACKS』(1991)
  9. 『WILD CARDS IX: JOKERTOWN SHUFFLE』(1991)
  10. 『WILD CARDS X: DOUBLE SOLITAIRE』(1992)
  11. 『WILD CARDS XI: DEALER'S CHOICE』(1992)
  12. 『WILD CARDS XII: TURN OF THE CARDS』(1993)
  13. 『WILD CARDS XIII: CARD SHARKS』(1993)
  14. 『WILD CARDS XIV: MARKED CARDS』(1994)
  15. 『WILD CARDS XV: BLACK TRUMP』(1995)
  16. 『WILD CARDS XVI: DEUCES DOWN』(2002)

(1〜3が黒丸尚・藍堂怜・山岸真・尾之上俊彦・堺三保・添野知生・市川哲男ら訳。3のみ中村融が日本語版編集。
創元SF文庫刊 各上・下二分冊)

    • ワイルド・カード3が出る直前、日本語版の編集&代表翻訳者の黒丸尚が死去し、ワイルド・カード4の翻訳刊行が予告されていたにのだが、それ以来音沙汰なし。故黒丸さんも草葉の陰で嘆いているんじゃなかろうかと>堺三保中村融ら翻訳者さんたち、[出版社]東京創元社さんには是非とも続きの翻訳を刊行して頂きたい。ここは浅倉久志御大、伊藤典夫さんらを代表翻訳者に向かえるとか、大森望氏でもいいかねぇ。ゼラズニイの翻訳はきちんと詩心がある人にやって欲しいわけですよ、はい。
    • この小説はアメコミ<X-MEN /エックス・マン>へのテーゼを込めて作られたものであるし、昨今映画化され人気を博しているのを鑑みるに、<ワイルド・カード>シリーズを刊行する時期としていいのではないのだろうか。