小説

ジ−ン・ウルフ関連

全四部作<新しい太陽の書>の続編『新しい太陽のウールス』の翻訳がやっと刊行。某DEATH NOTE風な表紙絵柄はどうかと思うけど、翻訳者って大事なんだなぁと痛感。

ジョージ・R・R・マーティン関連雑感

ゼラズニイの盟友であった彼の代表作、<氷と炎の歌>の日本における翻訳版が第四部に至り、凄い騒動に発展している。岡部氏から某氏へ訳者変更→訳語変更(固有名称などもザックリで変わり、ラノベ調?)の嵐→旧来からの読者をおいてけぼり→評価がた落ち…→某…

Roger Zelazny ロジャー・ゼラズニイによる<真世界>シリーズ

長らく停止していたブログを再開(´・ω・`) tea-cup掲示板も再開 こちらも長らく更新停止状態のHP混沌と螺旋の城http://shibuya.cool.ne.jp/takaren/ の陳述する世界(超本部)からどうぞ。 久々に読み始め、マーリン・サイクルとなる後半を読み始めたのは遠…

『プレステージ / THE PRESTIGE』(2006)

今年物故した、20世紀最後の巨匠ともいえるハードSF作家アーサー・C・クラークが提唱した「クラークの三法則」なるものがある。その第三法則は特に有名で、よく引用されるものだが、「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない Any suffiently adva…

『フォロウイング / FOLLOWING』(1998)

続いて、クリストファー・ノーラン監督のデビュー作。こちらは本当に低予算というか、ほぼ0に近いらしい。モノクロ映画で、制作・監督・脚本・編集・撮影を兼務し、友人たちと一年がかりで撮影したものだ。 作家志望の青年ビル(ジェレミー・セオボルド 壇…

『メメント / MEMENTO』(2000)

クリストファー・ノーランが監督・脚本した2作目で、制作費900万ドルのインディペンド系ながら、口コミで全米でヒットを記録した。2001年度アカデミー賞脚本賞と編集賞候補。物語の本筋は単純であるが、脚本と構成の妙で魅せるフィルムノワールの佳作で…

『ゴーレム100』(1980) アルフレッド・ベスター/渡辺佐智江訳 国書刊行会刊

およそ一年前(正確には13ヶ月)、サミュエル・R・ディレイニーの名作中編「ベータ2のバラッド」(1965)を収録した『ベータ2のバラッド』というアンソロジーが翻訳出版されたが(ぼくが購入意欲をそそられるハードカバーって意味であるが)、待ちに待っ…

朝日ソノラマ、9月に営業停止

朝日ソノラマが解散することになった。書籍の新刊発行は6月いっぱい、既刊本の注文は9月まで受け付けるらしい。夢枕獏の<キマイラ>、菊池秀行の<バンパイアハンターD>、高千穂遙の<クラッシャージョウ>などのジュヴナイル向け小説を読み始めたのは、…

『涼宮ハルヒの驚愕』(2007)谷川流著(角川スニーカー文庫)発売延期らしい

四月に前半の『涼宮ハルヒの分裂』が出て、本日後半部のこれが書き下ろしという形で出版されることになっていたのだが、諸般の都合というか、大人の事情というか、作者のごめんなさいだろうよ(´・ω・`) 長編書き下ろしを印刷所の輪転機の延長限界ぎりぎりま…

<氷と炎の歌>シリーズ / ジョージ・R・R・マーティン

『ローレライ』(2005) が放映中

とりあえず、思ったこと。ララァ(゚Д゚≡゚Д゚)?

『涼宮ハルヒの憂鬱7』限定版(2006)

昨年ブームとなった京アニ制作のアニメもいよいよ最後となった。本放送では第09話「サムデイ イン ザ レイン」扱いとなった最終話(第14話)は原作者の谷川流が脚本を担当した唯一の作品であるが、閑話休題の如くまったりした一本。祭りのあとのように静かに…

『涼宮ハルヒの憂鬱 ドラマCD サウンドアラウンド』(2007)

とりあえず、本日発売らしいので買ってきた。「ライブアライブ」の後日談をドラマCD化したものである。新曲を作り、SOS団のみんなで演奏しようという話である。そのハルヒが作ったという設定の新曲「First Good-bye」も収録されていて、(´∀`|д・)つ|)は…

『涼宮ハルヒの憂鬱6』限定版(2006)

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。風邪ひいてました。お休み頂いたので、仕事で交代して頂いた方、ごめんなさい。 ってなわけでもないが(´・ω・`) 、ハルヒの待望のDVDである。文化祭当日の「ライブアライブ」と、後日談である「射手座の日」という高クオ…

『涼宮ハルヒの憂鬱5』限定版(2006)

書き忘れていたけれども、これが届いていた。なぜか前日に来た…珍しく。いつもこうであればいいのだが、翌日の23日が祝日である関係かもしれぬ。内容はといえば、「孤島症候群」の前・後編を収録していて、予想通りというか、限定版の表紙はキョン妹である。…

東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン

リリー・フランキー原作の自伝的ドラマ? 途中から観てしまった。楽しげな雰囲気があるのはいいのが、なんか哀しい方向に物語が逝きそうな……予感的中。もう(´Д⊂ モウダメポ 涙腺に辛いので観ないことにする。

『涼宮ハルヒの憂鬱4』限定版(2006)

とりあえず、書き忘れていたけれども10月第4金曜日にAmazonから届いている。今回から短編シリーズなわけであるが、「涼宮ハルヒの退屈」と「ミステリックサイン」がカップリングされている。SOS団がハルヒの退屈から草野球大会に参加して、振り回される前者…

浅羽莢子さん死去

翻訳家の浅羽莢子さんが逝去されていたことが分かり、SFやファンタジーの本読み系ブログなどで訃報情報が流れている。8月に亡くなられていたようです。タニス・リーの翻訳家として美しい文章を書ける貴重な翻訳家であったので、寂しい限りです。ご冥福をお…

『涼宮ハルヒの憂鬱3』限定版(2006)

本日、Amazonから届きました。今回は時系列における第5話と第6話を収録してあり、後者は放送時の最終話とされたもので、一番盛り上がる話を最終話に持ってくるために、時系列をシャッフルしたわけであろう。 さて、この憂鬱の6話は主人公キョンと涼宮ハル…

『涼宮ハルヒの憂鬱2』限定版(2006)

前日の日記にも書いたが、この日は色々あった(´・ω・`)ショボーン 思い出すだけで疲れる。さて、この限定版が届いたのは午後9時であった。アマゾンの発送から1日半ぐらいが経過してからのことになる。それを待つあいだ、色々あったわけである。 この日は休みであ…

『涼宮ハルヒの憂鬱1』限定版(2006)

昨日、仕事前に某所を経由してフライング購入してきましたよ。この前巻で先月発売された『涼宮ハルヒの憂鬱 朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』はアニメを観て、この存在に気づいたときにはもう限定版は壊滅で(何やら店頭在庫も三日ぐらいで全滅だとか)、と…

劇中歌「God knows...」

『涼宮ハルヒの詰合』というアニメでの劇中歌を3曲収録したミニアルバムを買ってきた。涼宮ハルヒの中のひとである平野綾が歌う2曲「God knows...」と「Lost my music」は放送第12回(第12話と回数と話数が珍しく一致)の「ライブアライブ」の文化祭ライブ…

『涼宮ハルヒの憂鬱』

何か巷で流行ってるようなので、何となくアニメを見てみた。 д゚)……いい。何か(・∀・)イイ!! 狙ってる層がヲタ層であるわけで、その背後にメイド萌えとか、ツンデレとか、ヲタ好みの臭いがしてくるんだけれども、それを差し引いてもここ数年、久々に萌えられる…

「セイレーンとセロトニンのための協奏曲(仮題)」ロジャー・ゼラズニイ(未訳)

さて、前日なくしたっていうのはこの原書読み中の<ワイルド・カード>シリーズの4巻と5巻の一部なんなけれども、最初に読んだのは我が心の友、故ロジャー・ゼラズニイの担当するスリーパーことクロイド・クレンスンという男が活躍する5巻収録のストーリ…

『ベータ2のバラッド / "THE BALLAD OF BETA-2"SAMUEL R. DELANY AND OTHERS』(2006) サミュエル・R・ディレイニー他著 若島正編 国書刊行会刊

久々のハードカバー購入である。国書刊行会の<未来の文学>と題され、刊行されている海外SF叢書の第Ⅱ期であるが、今までも興味をそそる刊行物がなかったわけではない。第Ⅰ期ならば、ジーン・ウルフの『ケルベロス第五の首』やら、シオドア・スタージョンの…

<永遠の戦士エルリック1>『メルニボネの皇子 / ERLRIC OF MELNIBONE and THE FORTRESS OF THE PEARL』(1972)&(1989)マイクル・ムアコック著/井辻朱美訳 ハヤカワ文庫SF刊

とかなんかを買う。<タフの舟>は連作短編集で、あこぎな宇宙商人タフ船長が活躍するお話。『ノヴァ』は天才ディレイニーの名作の復刻新装版で、旧版はもちろん持ってるけど、何となく買ってしまう。『メルニボネの皇子』は井辻朱美女史による新訳『メルニ…

『ノヴァ / NOVA』サミュエル・R・ディレイニー著/伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫SF刊

<タフの方舟 / TUFVOYAGING>1『禍つ星』2『天の果実』(1986)ジョージ・R・R・マーティン著/酒井昭伸訳 ハヤカワ文庫SF刊

ふらり神保町を逝く

今日は休みだったんだけど何だか早く目が覚めた。それは救急車がピーポー、、パープーって健やかな惰眠を邪魔してくれたから……救急車が川を挟んだ向こう岸に停まり、車の入らぬ路地へとストレッチャーと共に消えた救急隊員さんたちを、三階の自宅の窓から見…

『アンバーの血(仮) / BLOOD OF AMBER』ロジャー・ゼラズニイ著(未訳)

休みだったので、思い出したように、ロジャー・ゼラズニイの<真世界>シリーズ7巻目をすごーく、久々に原書で翻訳作業……数行で疲れた。ただいま第9章の半ばなのだが、ここら辺、美しいシャドウシフトやアクションシーンも少ないのでぼく的には少々退屈な…