『涼宮ハルヒの憂鬱』

• • 何か巷で流行ってるようなので、何となくアニメを見てみた。

дﾟ)……いい。何か(・∀・)ｲｲ!!

• • 狙ってる層がヲタ層であるわけで、その背後にメイド萌えとか、ツンデレとか、ヲタ好みの臭いがしてくるんだけれども、それを差し引いてもここ数年、久々に萌えられる部類のアニメかもしれない。原作は角川スニーカー文庫から出ている谷川流氏によるライトノベル。言っちゃなんだけれど、ぼくはこのいわゆるラノベは読まない。早川や創元のSFやファンタジー小説を100倍の希釈液で薄めて、漫画やアニメの要素を詰め込んだラノベとカテゴライズされる、この種のものは久しく読んでいない。その走りであろうソノラマ文庫の一部を、中学時代や高校時代に読んでいたぐらいである。

• • さて、何でいいのか？　ぼく的な観点からいえば、SFマインドが感じられるって所かな。アニメに釣られて、小説や漫画も買ってみた。漫画はイマイチのようだが、アニメは原作に忠実に作られている模様。涼宮ハルヒを中心に世界が回っていると言う設定。キャラが立っているという点で、いとうのいぢ女氏によるキャラデザインもこれだけのブームになっている一要因に思う。ガンパレードマーチのときも思ったが、萌えとかキャラ立ちとか、そう言うのを抜きにしても、こういうSFマインドを感じられる元気な作品が出てくるのは、最近のアニメや漫画は退屈だなと感じていたSF好きなぼくとしては、何か嬉しい。しばし、観測して行きたいと思う。