小説

五十音作品リスト

プロフィールの変な自画像をクリックすると、なんとはなしに、五十音で好きな作品群を書き連ねたリストが見られたりする。小説、映画、漫画、アニメなどからだが、「ぬ」「も」「れ」が思いつかないので記憶の海から募集中。1文字1作品ではやっぱりつらす…

『BREAK-AGE外伝 ボトルシップ・トルーパーズ完全版』馬頭ちーめい著 ビームコミックス刊(エンターブレイン)

何となくネットをふらふらと徘徊していて、知り合いのしーかーさん(いわゆるロボットマニアな方)の日記を眺めたら、発売を知った。キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!! 今は昔、かれこれ数年前……結構はまった漫画『BREAK-AGE』(初版は1〜8巻がアスキーコミックス…

『銀河ヒッチハイク・ガイド / THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY』(2005)

2001年に惜しくも49歳で亡くなった故ダグラス・アダムス原作小説はハチャメチャという噂には聞いていた作品、その映画化。以前予告編を観て面白そうなので買ってきた。小説も河出書房新社から新訳で2巻目まで復刊されているので、未読だったので買ってきた…

『パーマーの危機脱出 / FUNERAL IN BERLIN』(1966)

エスピオナージュ小説の詩人と称されるイギリス人作家レン・デイトンの初期三部作を、<ハリー・パーマー>シリーズとして映画化したその第2作目。小説の原作邦題は『ベルリンの葬送』で、イカした題名だ。 米ソ冷戦がの時代が舞台。上司であるロス大佐(ガ…

『ホミニッド―原人― / HOMINIDS』(2002) ロバート・J・ソウヤー著/内田昌之訳 ハヤカワ文庫SF刊

たまには最近読んだ本を紹介。まずはあらすじをカバー裏から。 クロマニヨンが絶滅し、かわりにネアンデルタールが進化した世界で、量子コンピュータの実験をしていた物理学者ポンターは、不慮の事故でいずこかへと転送させられてしまった。一方、カナダの地…

『光の王 / LORD OF LIGHT』(1967)の訳文と原文

全然更新していない拙作のメインHP*1の表紙で、ゼラズニイの同書から一部文章を引用させて頂いている。ゼラズニイらしい美しいものであるが、なんとなく原書の文も併記してみた。それで、気になって先日リニューアル再販された新版の方の翻訳同文も眺めてみ…

カミーラたん(*´д`*)ハァハァらしい

某掲示板から貼り付け。意外とよくできてる。出てくる固有名詞はアヴァロンの鍵のカード名称である。カミーラは吸血鬼の女性モンスターである。 彼女がオレの古代樹の実をころころと弄ぶと、オレの覚醒したタワーがむくむくと大きくなる。 ビッグボウの如く…

『<サイコダイバー・シリーズ21>『新・魔獣狩り9 狂龍編』(2004) 夢枕獏著 NONノベルズ刊(祥伝社)

もうかれこれ20年近く読み繋いでいるシリーズである。執筆開始はそれより古く、27年前という訳であるけれども、獏さんのシリーズの中で<キマイラ・吼>シリーズに次いで長いシリーズものである。この<キマイラ>が少年ものの伝奇小説であるならば、<サイ…

『時間のかかる彫刻 / STURGEON IS ALIVE AND WELL...』(1971) シオドア・スタージョン著/大村美根子訳 創元SF文庫刊 ISBN:4488619029

奇才、鬼才というかSF界の変な人の代表で密かにファンも多いであろうスタージョンの作品集。今は廃刊になったサンリオSF文庫でその昔1983年に刊行された『スタージョンは健在なり』を改題し、再刊したもの。 プチスタージョン刊行ブームが起こっているが、大…

『万物理論 / DISTRESS』(1995) グレッグ・イーガン著/山岸 真訳 創元SF文庫刊行予定

原作発表からおよそ10年、2004年10月末(29日らしいけれど)に待望の本邦訳が発売されるG・イーガンの訳者あとがきの一部が東京創元社HPで公開されている。興味ある方はここをどぞ(・∀・)つ

『キマイラの新しい城』(2004) 殊能将之 講談社ノベルス刊

とりあえず、最近読んだ本。殊能本だけあって、一筋縄ではいかない。ハイブリッドな内容。ミステリであるのだが、SF的な楽しみもあり、今回は歴史ミステリ的な面白みもある。一粒で二度美味しいって奴か( ・ω・)? 表題にあるキマイラ(キメラ)という存在自…

殊能将之の新刊

殊能将之の新刊が講談社ノベルスから8月刊行予定らしい。タイトルは『キマイラの新しい城』というらしい。ポール・アルテというフランスのミステリ作家をここ近年呼んでいるらしいので、その影響からか副題はフランス語みたいだ。ご本人のサイトでの紹介で…

野沢尚自殺

脚本家・小説家の野沢尚さんが首吊り自殺をしたらしい。享年44歳。ミステリ関係の仕事では殺人や自殺などそういう描写も手がけるであろうが、自ら命を絶つには早すぎる年齢であろうか。彼の小説作品は読んだことがないのだが、死を自ら選んでしまったのは残…

『この人を見よ / BEHOLD THE MAN』(1969) マイクル・ムアコック著/峯岸 久訳 ハヤカワ文庫SF刊

上記のAAで何となく思い出したのが、<エルリック・サーガ>シリーズで有名なムアコックのSF。彼のファンタジー作品は一部持っているのだが、未だに積読状態だったりする。SF的要素を絡めたり、従来のヒロイック・ファンタジーからの脱却を試みていたり、…

『サイコショップ / PSYCHOSHOP』アルフレッド・ベスター&ロジャー・ゼラズニイ著 ISBN:0679767827(未訳)

こちらも全然読んでない本の一冊。『分解された男 / THE DEMOLISHED MAN』(1953)、『虎よ、虎よ! /TIGER! TIGER!』(1956)の2つの長編(前者は創元SF文庫刊/沼沢洽治訳。後者はハヤカワ文庫SF刊/中田耕治訳)でワイドスクリーン・バロック作家という地…

アンバー7をちょっと読むが疲れる

滞っていたロジャー・ゼラズニイの原書、アンバーの7巻をちょっと読む。GWとはいえ、銀行からお金下ろすの忘れたので遊びにも行けない罠(´Д⊂グスン 途中でやる気をなくしてほったらかす。 というか、6巻はなかなか面白かったのだが、7巻になって話がな…

『奇術師 / THE PRESTIGE』(1995) クリストファー・プリースト著/古沢嘉通訳 ハヤカワ文庫FT刊

英国SF協会賞受賞した、トンデモなアイデアが炸裂する『逆転世界 / INVERTED WORLD』(1974) 安田 均訳 サンリオSF文庫刊/創元SF文庫再刊で有名な作家プリーストの作品。 本書は世界幻想文学大賞を受賞しているらしいが、『メメント』(2000)や『インソムニア…

『吸血鬼ドラキュラ / Dracula』(1897) ブラム・ストーカー著/平井呈一訳 創元推理文庫刊

本日はブラム・ストーカーの命日らしい。亡くなったのは1912年4月20日のことだという。吸血鬼ものといえば、一番有名な作家であり、古今東西、何度となく亜流が生まれてきたゴシック・ホラーの原典といえるのがこの物語であろう。

『ダルグレン / DHALGREN』(1975) サミュエル・R・ディレイニー著(未訳)

ロジャー・ゼラズニイとも関係の深かった、黒人作家ディレイニーの問題作(ペーパーバックのページ数は800ページ……まるで電話帳?)。マルチプレックス──多義性とでも言うのか、言語、それらに形作られる物語さえをも多角的解釈が可能な構造で描き出そうとす…

『バイティング・ザ・サン / BITING THE SUN』(1999) タニス・リー著/環 早苗訳 産業編集センター刊

<平たい地球>シリーズや<パラディスの秘録>シリーズで知られるイギリスの女流ファンタジー作家、タニス・リーのSF作品。 『太陽に噛みつくな / DON'T BITE THE SUN』(1976) 『サファイア色のワイン / DRINKING SAPPHIRE WINE』(1977) これら<フォー・ビ…

『光の王 / LORD OF LIGHT』(1967) ロジャー・ゼラズニイ著/深町真理子訳 ハヤカワ文庫SF刊

シッダールタといえば、お勧めしなければならない神話SFの傑作小説がある。 遠未来、宇宙へと植民した人類たち。 第一世代と呼ばれる惑星植民者たちは自らをインド神話の神々になぞらえ、天上都市を建設した。第一世代は過去の科学技術や知識を制御し、古代…

『ロードマークス / ROADMARKS』(1979) ロジャー・ゼラズニイ著/遠山峻征訳 サンリオSF文庫刊

[SF作家]ゼラズニイは詩的な作家だ。書いていた日記が消えたので終了……では仕様がない。 とりあえず、読める人は読め。本書にはボードレールの『悪の華』とホイットマンの『草の葉』という二冊の詩集に象られた、人工知能コンピュータが出てくる。言葉の持つ…

「桜の森の満開の下」(1947) 坂口安吾

春と言えば[植物]桜。満開の桜は美しいが、もっと美しいのが澄んだ夜気の中で、はらはらと散りゆく桜ではないだろうか。桜の散りゆく季節はどうしても胸騒ぎ、狂おしくなるのはなぜだろう? 一本の古ぼけた桜が寂しそうにぽつねんと立っていたら、その桜の樹…

「桜の樹の下には」(1928) 梶井基次郎

<ワイルド・カード>シリーズ

[SF作家]ジョージ・R・R・マーティンが中心となって、未知のウィルスによって超能力を得た者たちによって描かれるもう一つのアメリカ史である。我が敬愛する作家ロジャー・ゼラズニイも参加している。 ちなみに、参加作家はジョージ・R・R・マーティン、…

<GGG>について

以前、Garden of Guarded Girls 略して、<GGG>という連作小説企画に参加していたことがある。始まりは某雑誌が運営していた草の根BBSからであるが、総勢30人以上が執筆に携わる、同人小説としては巨大な企画であった。数年を経て、インターネット上でHP…

『パンチとジュディ / THE PUNCH AND JUDY MURDERS』(1937) カーター・ディクスン著/白須清美訳 ハヤカワ文庫HM刊

[推理小説]密室殺人・不可能犯罪を題材とした本格推理を得意とする、カーター・ディクスン(ジョン・ディクスン・カーの別名義)のヘンリー・メリヴェール(H・M)卿が探偵役として活躍する作品。

タニス・リーの<平たい地球>シリーズ

『闇の公子』(1978) 浅羽莢子訳。これは以前に読んだのだが、擬古文調の浅羽訳が美しい(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ 『死の王』(1979) を読み中。個人的には浅羽訳でないのがちょと不満だが、内容的にはいい感じ。 以下、リストなども書きたいがまた今日…

Roger Zelazny ロジャー・ゼラズニイによる<真世界>シリーズ[SF][ファンタジー][小説]は

『アンバーの九王子 / NINE PRINCES IN AMBER』(1970) 『アヴァロンの銃 / THE GUNS OF AVALON』(1972) 『ユニコーンの徴 / SIGN OF THE UNICORN』(1975) 『オベロンの手 / THE HAND OF OBERON』(1976) 『混沌の宮廷 / THE COURTS OF CHAOS』(1978) 『運命の…

Roger Zelazny ロジャー・ゼラズニイ、<真世界>シリーズ7巻の個人的な翻訳が進んでない(´Д⊂グスン