ホラー

『ザ・フライ / THE FLY』(1986)(2枚組特別編)

ようこそ、恐怖の実験室へ……とでも言ってるような作品である。敬愛する映画監督のひとり、鬼才という名がふさわしい、カナダ出身の監督デイヴィッド・クローネンバーグ作品である。今回久々に観たのは、カルト・コレクションとして出ている版である。津嘉山…

『デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2〜 / THE DEVIL'S REJECTS』(2005)

ヘヴィーロックとかヘヴィーメタルとかデスメタルとかは聴かない(´・ω・`) ってことで音楽の話ではなく、今回は久々に、観た映画の話。話の繋がりが見えないかもしれぬが、この映画の監督はロブ・ゾンビというミュージシャンである。1985年にニューヨークで…

三山のぼるさん逝去について

しばらく、何も書く気になれなくて封印していた。ちょっと再開してみる…… 三山のぼるさんが逝去したということを知った。昨年12月2日、享年51歳ということだ。死因は定かではない。が、目覚めてくることなく、朝亡くなられていたのが発見されたようだ。…

『吸血鬼 / THE FEARLESS VAMPIRE KILLERS OR: PARDON ME, BUT YOUR TEETH ARE IN MY NECK』(1967)

『吸血鬼』はロマン・ポランスキー作品で、DVDでは”ロマン・ポランスキーの”と、邦題についている。出演者はポランスキー自身や、故シャロン・テートが出ている。この後結婚するが、あの犯罪史上有名な悲劇がある。本作ドラキュラ映画のパロディであるが…

『エンゼル・ハート / ANGEL HEART』(1987)

何となく、同時に捕獲した絶版ものな店頭在庫っぽいDVD。同じく販売元はジェネオン(旧パイオニア販売作品……いいからさ、優良作品を廉価で継続的に再販してくれ)。 って愚痴はさておき、この映画はたまに現れるオカルトとミステリの見事な融合作品の成功…

『ソウ3 / SAWIII』(2006)

また続く殺人ゲーム。前二作を通じての殺人ゲームの意図が明らかになる。マンネリ感はあるにしても、この終わり方はすごく気になる所……続く?

『ソウ2 / SAWII』(2005)

殺人鬼ジグソウによるゲーム再びである。どこかに閉じこめられた八人の男女。ジグソウの意図と、ゲームの意味が徐々に明らかになってゆくわけであるが、状況的には前作より弱い。そして物語は続く……

『ソウ / SAW』(2004)

ソウ トリプル・パック(初回限定生産)が売ってたので買ってきた。オーストラリアの新鋭ジェームズ・ワン&リー・ワネルらの制作監督作で、一時期話題になっていたので、これを機に観てみることに。まだ最初なので評価はあとでかな(´・ω・`)。 映像的には暗…

『オーメン / THE OMEN』制作30周年記念コレクターズ・エディション(1976)

特別編を2と共に買ったのはおよそ1年前だったようだが、これはしばらくどうしようかと迷っていたのだ。『オーメン4 / OMEN IV: THE AWAKENING』(1991)はまだ買ってない。おいおい4は買うは思うけど、リメイク版の666は買うか分からない。気が向けば購…

『スペースバンパイア / LIFEFORCE』(1985)

『スペースバンパイア』は一昔前に流行った評論家・作家のコリン・ウィルソンが原作してたりするのを知ってるだろうか? この人は変な物好きなんだろうなぁ、神秘的なものが。チェーンソーでテキサスでブギーマンで有名なトビー・フーパーが監督したなんか、…

『サンゲリア / ZOMBIE 2』(1979)

昨日、出勤前に秋葉原を覗いていたら店頭で見かけてしまったので購入(;・∀・)……何年……というか何十年振りになるのか……観たのは子ども時代である。ゾンビ映画の代名詞といえば、ジョージ・A・ロメロのあの三部作であるわけだが、ゾンビ世代のぼくにしても、…

『デッドゾーン / THE DEAD ZONE』(1983)

彼の主演してる最高傑作のひとつであり、デビッド・クローネンバーグ監督作でも同じくそうであり、スティーブン・キング原作の映画化で最も成功したひとつでもある。説明不要な傑作。

JAWS

本日ユニバーサルからJAWSシリーズの第2作〜第4作の廉価版DVDが出ていた。歴史的な傑作である第1作目は例年、「ジャージャンジャージャン♪……」というジョン・ウィリアムズのあの有名なテーマ曲と共に、夏場になるとテレビでほぼ必ずといっていいほど…

五十音作品リスト

プロフィールの変な自画像をクリックすると、なんとはなしに、五十音で好きな作品群を書き連ねたリストが見られたりする。小説、映画、漫画、アニメなどからだが、「ぬ」「も」「れ」が思いつかないので記憶の海から募集中。1文字1作品ではやっぱりつらす…

『ローズマリーの赤ちゃん / ROSEMARY'S BABY』(1968)

年代順に。まずは、劇作家・作家アイラ・レヴィンによるベストセラー小説を名匠ロマン・ポランスキーが映画化した傑作。『エクソシスト / THE EXORCIST』(1973)や『オーメン / THE OMEN』(1976)といった後続のオカルト映画のあり方を決定づけたと言っても過…

エイリアン雑感とか

で、感想となるわけであるが……アルティメット版は劇場版に未公開映像シーンなど、サービスカットを盛り込んだいわゆる完全版といわれる再編集版が基本的に収録されている。1作目は完全版ではなく、DC版という表現。全般的に、リマスター処理された映像や音…

『エイリアンVS.プレデター / ALIEN VS.PREDETOR』2枚組特別編(2004)

『悪いことしましョ!』は別に異星人は登場しない。悪魔は登場する。ビル・マーレーらと一緒に仕事をしているハロルド・ライミスが監督・制作・脚本を担当したコメディ作品。『ハムナプトラ』シリーズのブレンダン・フレイザーが冴えない男エリオットを演じ…

エイリアン アルティメット・コレクションDVD-BOX

『エイリアン / ALIEN』劇場公開版(1979)ディレクターズ・カット版(2003) 『エイリアン2 / ALIENS』完全版(1986) 『エイリアン3』 / ALIEN3』完全版(1992) 『エイリアン4 / ALIEN:RESURRECTION』完全版(1997)

エイリアン通り

ってタイトルは成田美名子の同名コミックから……でも、この漫画は異星人(エイリアン)とは無関係な青春少女漫画で、新人類的な意味でエイリアンという語を用いてるだけと思われる。そんな前振りはさておき…… ここ最近DVDをかくの如く買ったわけであるが、以…

『リトルショップ・オブ・ホラーズ / LITTLE SHOP OF HORRORS』(1986)

『キャット・ピープル / CAT PEOPLE』(1981)

『マニトウ / THE MANITOU』(1978)

なんだか週末辺りから風邪(というかインフルエンザ?)で寝込んでおりました。で、そこに脈略もなく、この映画を持ってくるんだが、子ども時分にテレビで放映されたのを観ているわけで、DVDでは未だ出てないようなのだが、鮮烈な気味悪さは『エクソシスト』…

肝だめしパックは666の数字(・∀・)

2枚で1980円というDVDセットが20世紀フォックスから出ている。肝だめしということゆえ、発売は8月5日であったわけだが、その頃はアヴァロンで忙しかったので全然築かなかった。ごく最近その存在に気づいたのだが、興味を持てるタイトルは『オーメン 特別…

『エクソシスト ビギニング / EXORCIST:THE BEGINNING』(2004)

なんか買ってしまいました(;・∀・) 観ました。監督は『ダイ・ハード2』のレニー・ハーリンです。哲学的神学的深遠さがない。娯楽作品である。それなりにはよくできてるが、もっと心理的に((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブルするものがいい。 これ以前に完成し…

クリストファー・ウォーケン様

スティーブン・キングの名作をカナダのデビッド・クローネンバーグが監督したホラー映画『デッドゾーン』。自動車の交通事故によって5年もの昏睡を経て奇跡的に蘇った高校教師ジョン・スミス。異様な予知能力を得た彼を演じてるのがウォーケンでふ。

『エクソシスト ビギニング / EXORCIST:THE BEGINNING』(2004)

とりあえず (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブルな期待∩゜∀゜∩ageな訳だが、公式HPの予告編を見ると、ウィリアム・フリードキン監督による傑作1st『エクソシスト / THE EXORCIST』(1974)のリアルな怖さの表現には及びそうもなく、ジョン・ブアマン監督による2nd…

13金

今日は13日の金曜日、ホッケーマスクでお馴染みのウォー○マン(-◇-)コーホーいや、ジェイソンが現れるあの日である。1980年に始まったこのシリーズであるが、ジェイソンがホッケーマスクを被り始めたのは、『13日の金曜日PART3』(1983)からで以後も続編が作…

殊能将之の新刊

殊能将之の新刊が講談社ノベルスから8月刊行予定らしい。タイトルは『キマイラの新しい城』というらしい。ポール・アルテというフランスのミステリ作家をここ近年呼んでいるらしいので、その影響からか副題はフランス語みたいだ。ご本人のサイトでの紹介で…

『ドーン・オブ・ザ・デッド / DAWN OF THE DEAD』(2004)

今日、本屋に某雑誌が売ってるか見に行ったら、あの伝説的ホラー映画『ゾンビ』(1978)がリメイクされることを知る。5月15日クから日本公開らしいが、そのノヴェライズが竹書房文庫から出ていたのだ。監督はジョージ・A・ロメロで、オリジナルと一緒である。…

『吸血鬼ドラキュラ / Dracula』(1897) ブラム・ストーカー著/平井呈一訳 創元推理文庫刊

本日はブラム・ストーカーの命日らしい。亡くなったのは1912年4月20日のことだという。吸血鬼ものといえば、一番有名な作家であり、古今東西、何度となく亜流が生まれてきたゴシック・ホラーの原典といえるのがこの物語であろう。