『涼宮ハルヒの憂鬱1』限定版(2006)

涼宮ハルヒの憂鬱 1 限定版涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)

    • 昨日、仕事前に某所を経由してフライング購入してきましたよ。この前巻で先月発売された『涼宮ハルヒの憂鬱 朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』はアニメを観て、この存在に気づいたときにはもう限定版は壊滅で(何やら店頭在庫も三日ぐらいで全滅だとか)、とりあえず通常版でお茶を濁しときましたとさ。
    • 限定版と通常版の違いはパッケージデザインの差(前者が原作イラスト・いとうのいぢ描き下ろしジャケットのデジパック仕様、後者がアニメのキャラデザイン・池田晶子の描き下ろしジャケット)、特典物の有無(前者にはサントラ&SOS団ラジオ支部のCDが付属してる他、解説シートにポストカードが付いてたり、トレーディングカード・シールという名の意味不明なシールが入ってる)などで、映像特典は変わらないゆえ、ただDVDが観られればいいやって人には割安な通常版のがいいだろう。限定版はなぜか特殊な立て開きのデジパックケースで、背表紙が短い辺(上辺にある)にあるので一般的なトールケースのDVD同様並べてゆくと、DVDタイトルが見られないのである……
    • さて、『涼宮ハルヒの憂鬱1』は涼宮ハルヒの憂鬱のIとIIが入っている。前巻は特殊な位置づけであるが、放送順と時系列順でも一致している。ほんといえば、2話ずつ収録7巻で済むのだが、前巻が1話分収録ゆえに、全14話を収録しようとすると全8巻で、どれかの巻がまた1話分収録になってしまう計算である。予定されてる最終巻『涼宮ハルヒの憂鬱7』が割安設定なので、これが1話分収録巻と思われる(ってか確定?)。でだ、本来なら一番理想型な(時系列な)収録方法は、

涼宮ハルヒの憂鬱 IとII
涼宮ハルヒの憂鬱 IIIとIV
涼宮ハルヒの憂鬱 VとVI
涼宮ハルヒの退屈 ミステリックサイン
孤島症候群(前編)(後編)
朝比奈ミクルの冒険 Episode 00 ライブアライブ
射手座の日 サムデイ イン ザ レイン

    • 上記であるが、察するに、

0 朝比奈ミクルの冒険 Episode 00
1 涼宮ハルヒの憂鬱 IとII
2 涼宮ハルヒの憂鬱 IIIとIV
3 涼宮ハルヒの憂鬱 VとVI
4 涼宮ハルヒの退屈 ミステリックサイン
5 孤島症候群(前編)(後編)
6 ライブアライブ 射手座の日
7 サムデイ イン ザ レイン

    • となるみたいである。そこは大人の事情というか、都合というか、よりお金を搾取できる角川商法(小説、アニメ、漫画の三つどもえのメディアミックス戦略はここはいつもながら好きだねぇ)ってのがあるのかもしれなんな。やれやれ(キョン風)……
    • このDVD、テレビ放送とは若干違っている。カット挿入などディレクターズカット的趣があるようだ。最初観たときのような新鮮みは薄れているが、まぁ、好きなときにDVDという高画質で鑑賞できるということで。それにしても、見返せば見返すほどに、ハルヒという存在は無茶というか、いたら嫌な存在だなぁ(苦笑)。現実にここまで他人の意向を無視した唯我独尊な人ってのはいないわけで、そこがまたハルヒ的超フィクションなのかも。
    • 角川スニーカー文庫で展開されている小説の方は現在、5巻目にあたる『涼宮ハルヒの暴走』まで読み進めた。4巻目の『涼宮ハルヒの消失』やら、3巻収録の『涼宮ハルヒの退屈』収録の短編「笹の葉ラプソディ」など諸作を含め(ぼく的にはここら辺の話はうまくできてると思ってるのだが)、アニメ版も2クール仕様にすればよかったのにと思うのだが、そこら辺のアニメ化は第2期があるってことなのだろうか……アニメの放送順は時系を最初から無視した仕様なのもその布石か?