『涼宮ハルヒの憂鬱３』限定版(2006)

• • 本日、Amazonから届きました。今回は時系列における第５話と第６話を収録してあり、後者は放送時の最終話とされたもので、一番盛り上がる話を最終話に持ってくるために、時系列をシャッフルしたわけであろう。

• • さて、この憂鬱の６話は主人公キョンと涼宮ハルヒの関係に一つの区切りが描かれる。その作中のクライマックスで流れるのはクラシックであり、グスタフ・マーラーの交響曲第８番変ホ長調であるらしい。こういうBGMにクラシック楽曲が使われたアニメでは『新世紀エヴァンゲリオン』が印象的な手法を用いたが、そこではベートーヴェンやらバッハなどが用いられている。ちょっと外してマーラーという所がハルヒ流か。個人的にはワグナー辺りを使って欲しかった気もする。歌劇になるかもしれぬが。

• • 傑作、映画『2001年宇宙の旅』におけるクラシックのSF映画BGMへの流用でも、どことなく哲学的あるいは形而上的雰囲気を醸し出すのに有効な手法であろうとは思う。