寺で父の慰霊祭

    • もうすぐお盆ということで、昨年亡くなった父の慰霊祭がお寺であるらしいというので逝くことになった。お寺に到着し、しばしお墓のお手入れやら献花、線香や(・∀・)ノ三G[__]ビールノメ!!とビールのお供えなどをして昼頃から慰霊祭がスタート。
    • 会場には怪しげなメロディが流れている。見ると、キーボードを弾いている女性が……ホワイトボードには進行の段取りが書かれている。マイク付きの演説台(?)やら寺とは思えぬ様相(;・∀・)……お寺は浄土真宗本願寺派なのでお経に音楽的な節がついている。実際考えてみると、本来のうちの宗派は浄土宗なわけで、生前から父は浄土真宗と勘違いしていて、次男坊である父は自分のお墓を建てなければならず、姉もそれをそのまま勘違いして丁度いいやと浄土真宗に決めてしまったのであるが、そんなわけでこう相成ったんであるが(以下略。
    • さて、作法説明、焼香などが済み、その慣れないお経をみんな一緒に読経することになる。呼吸を延ばしたり、息継ぎせず繋げたり、音を下げたりややこしい説明のあと手元のお経を見ながら、「正信偈(しょうしんげ)」と言われるものを詠唱するのである。そのあとには真宗宗歌というキリスト教でいう賛美歌の如きものなどを歌った。ぼくは慰霊祭が始まる前、キーボードの女性が伴奏をしているのを見て、キース・エマーソンリック・ウェイクマンかあるいはジョン・ロードのように、突如アヴァンギャルドな即興メロディを弾いてくれぬかなぁと心の隅で思ってたりしたが、最後までそんな演奏はなかった。
    • 慰霊祭も終わり、姉の家が近所などので久々にそちらへ寄ることになった。義兄の車で到着し、コーヒーを飲み終えると、まだ時間があるので、ぼくはそそくさとネクタイを黒から普通の形態へと換装し、吉祥寺某所へと赴くことにした。