『ディア・ハンター / THE DEER HUNTER』(1978)
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- マイケル・チミノ監督の『ディア・ハンター』はとにかく長い。3時間。このあと作られる『天国の門』(1981)も長かった(というか、冗長)。ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、メリル・ストリープ、故ジョン・カザールら豪華であり、カザールはすでに肺癌であったのだが、婚約者ストリープの助力により映画撮影を続行したらしい。前半の戦争出兵以前はいささか退屈であるが、戦場での例のアレは凄まじい。名作ちゃ名作であるが、チミノ監督は映画の長さについて学習すべきである。アレも語りたいコレも語りたいってのは分かるが、抑制を利かせ、起伏ある脚本を使って、もっと短くできるとこはすべきである。