『『トロン / TRON』(1982)

トロン

    • CG技術がまだへんてこな時代、それが『トロン』。チープであるが、当時としては頑張ってる(はず)。変な仮想現実空間(正確にはそうではなく、電子世界に変換した人間を送り込む技術であるから、サイバーパンクなのだが)を舞台にした、珍妙な闘い。CGを売りにしているので、ストーリーが弱い。デザイナーはシド・ミード。特撮には『スター・ウォーズ』関連。『天国の門』(1981)のジェフ・ブリッジズ、『オーメン』(1976)のデヴィッド・ワーナーら、そこそこ名演技者が出てるのだが、まぁレトロ感を愉しみながら、観るSF映画で演出には期待できない。スティーヴン・リズバーガーって監督だが、どうでもいい気がしる。