『アニマル・ハウス / NATIONAL LAMPOON'S ANIMAL HOUSE』(1978)
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- 1はロバート・レッドフォード主演@二枚目声な広川太一郎。シドニー・ポラックが監督、フランシス・フォード・コッポラが脚本を書いた作品。『理由なき反抗 / REBEL WITHOUT A CAUSE』(1955)や『ウエスト・サイド物語 / WEST SIDE STORY』(1961)の故ナタリー・ウッドと『サンセット物語 / INSIDE DAISY CLOVER』(1965)に続く共演。他には故チャールズ・ブロンソンも出演している。レッドフォードが若い。20代後半である。不況の南部アメリカの田舎町にきた都会の男と地元の女が恋に堕ち……みたいなその、物語はぶっちゃけるとメロドラマである。
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- ポラックは2作目であるが、男女の心の機微を描くのが巧みな監督だ。レッドフォードとの付き合いも、『追憶 / THE WAY WE WERE』(1973)、『コンドル /THREE DAYS OF THE CONDOR』(1975)、『出逢い / THE ELECTRIC HORSEMAN』(1979)、『愛と哀しみの果て / OUT OF AFRICA 』(1985) 『ハバナ / HAVANA』(1990)などとこのあとも結構多い。基本はサスペンスとメロドラマの人なんだろうなぁって感じである。
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- 2は<ピンク・パンサー>のブレイク・エドワーズ監督作の戦争喜劇映画の傑作で、きちんと吹き替え収録版。脚本は初期に共に仕事をしたウィリアム・ピーター・ブラッティ。ぼくの好きな『エクソシスト』の原作者・脚本家である。音楽は軽妙洒脱な映画音楽の名手、故ヘンリー・マンシーニ。主演は今は亡き名優ジェームズ・コバーン@小林修で、共演者は『ドラキュラ都へ行く/ LOVE AT FIRST BITE』(1979)のディック・ショーン@広川太一郎、アラン・ドロン主演作『悪魔のようなあなた / DIABOLIQUEMENT VOTRE』(1967)にも出たセルジオ・ファントーニ@家弓家正など。
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- 3は故ジョン・ベルーシ主演、ジョン・ランディス監督、 脚本にハロルド・ライミス、 制作がアイヴァン・ライトマン、エルマー・バーンスタインの音楽と、大学を舞台にしたコメディであるが、もしも生きていればそれに出演したかもしれないベルーシを除けば面子的にはほぼ『ゴーストバスターズ / GHOSTBUSTERS』(1984)なので、そのおふざけぶりはいい感じ。吹き替えは新録のようだ。
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- 『ゴーストバスターズ』といえばその続編と共に高画質を謳ったSUPERBIT版で再DVD化されているのだが、そちらは特典や吹き替え類はカットされてしまっているので日本語吹き替えファンとしては哀しい。高画質はいいけれども食指は動かず。なぜならビル・マーレー@樋浦勉、ダン・エイクロイド@広川太一郎、ハロルド・ライミス@小川真司、リック・モラニス@故・富山敬という超絶抱腹絶倒バージョンがあるので、是非そちらを収録して出してもらえないだろうかと思う今日この頃である。この版を待ち望んでいる人は少なからずいるはず。樋浦さんによるハっちゃけ度が増したピーター・ベンクマン博士が観たい。イエス、イエス、うわーぉおぉヽ(`Д´)ノボッキアゲ
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- で、更にAMAZONで注文したものが届いた。幼少時代テレビの吹き替え放送を見て以来、度あるごとに思い出したように再放送されていたが、きちんと見たい見たいと長年思っていた。望んでいた完璧仕様。