『スーパーマン / SUPERMAN THE MOVIE』(1978)

• • とりあえず、吹き替え版で劇場版１作目観た。久々に萌えた(・∀・) 荒唐無稽なんだけれども、なんか爽快である。梅干し食べてスッパマンとは大違い。映像的にも当時としてはなかなか工夫しているので、CGバリバリな作品より味わいがあるように思う。DVD単品は吹き替え未収録なDC版（ディレクターカット版）しか現在出ていないようだけれど、吹き替えだと懐かしさもひとしおである。吹き替え情報は以下。

スーパーマン／クラーク・ケント……クリストファー・リーブ（佐々木功）
ロイス・レイン…………………………マーゴット・キダー（中原理恵）
レックス・ルーサー……………………ジーン・ハックマン（小池朝雄）
オーティス………………………………ネッド・ビーティ（神山卓三）
イブ・ティッシュマーカー……………バレリー・ペリン（小原乃梨子）
ジョー・エル……………………………マーロン・ブランド（大平透）
ペリー・ホワイト………………………ジャッキー・クーパー（近石真介）
ジミー・オルセン………………………マーク・マクルアー（古谷徹）

• • 眺めてみると、なかなかレアである。『刑事コロンボ』でお馴染みの故・小池朝雄に『チキチキマシン猛レース』のケンケン役や『怪物くん』（リメイク版）の狼男もしていた故・神山卓三、近石真介は『悟空の大冒険』のお釈迦様やナレーターというより「はじめてのおつかい」のナレーターと言った方が分かりやすい。佐々木功、大平透、小原乃梨子、古谷徹らは説明不要だろう。しかし、ヒロイン役を中原理恵がやってたのを今更ながら思い出す。まぁ、声優的には問題あるかもしれぬがナツカシスゆえOKOK。

• • 音楽はいわずもながのジョン・ウィリアムズである。じゃんじゃかじゃんじゃんじゃんじゃん♪　じゃんじゃじゃーんぱぱぱぱー♪　高揚感のある音楽が得意な人である。バッチグー。監督のリチャード・ドナーは本当に器用な監督である。『オーメン』（1976）のリアルな怖ささで有名になり、このSF冒険もので一躍ヒット監督。この後、メル・ギブソン主演のアクション刑事映画『リーサル・ウェポン』（1987） をヒットさせ、ビル・マーレー主演のSFファンタジーコメディの傑作『３人のゴースト』(1988)を撮り（クリスマスの時期には是非観てもらいたい作品）と……最近は目立った作品を作ってないが、つぼを押さえた作品が多い。