『レザボア・ドッグス/ RESERVOIR DOGS』(1991)

レザボア・ドッグス スペシャル・エディション(初回限定特別価格版)

    • タランティーノ映画の基本として物語のあらすじはシンプルだ。6人の男たちが宝石強盗計画を決行するも、警官隊の待ち伏せを受けて失敗する。アジトに辛くも逃げ帰った男たちは、「この中に裏切り者──警察の犬がいる!」と疑心暗鬼となる……レザボア・ドッグスとは「掃きだめの犬たち」という意味のようだ。
    • あらすじはシンプルだが、タランティーノの本質は飛び交う猥雑な会話(英語で聞くと、fuckingとか猥褻なスラングの嵐である)、分断され、非線形に進む離散的なカットバックシーンの連続、そして印象的で残虐な描写。遠回りするように、外堀から埋めてくように進められ、だんだんと人間関係が分かってくる物語構築が彼のキモである。タイトルが出るまでの長いシーンで、男たちが熱く語るのがマドンナの「ライク・ア・バージン」についてであるのだから、出だしから(゚Д゚≡゚Д゚)?である。そして流れるオープニング音楽はオランダ出身のシンガーソングライターであるジョージ・ベイカーの名曲「リトル・グリーン・バッグ」(1969) 分けが分からないんだが、(・∀・)カコイイ!!ってなっちゃうね。音楽の趣味がいいのもタランティーノ風味。


Mr.ホワイト/ラリー(ハーヴェイ・カイテル 堀勝之祐
Mr.オレンジ/フレディ(ティム・ロス 安原義人
Mr.ブロンド/ヴィック(マイケル・マドセン 金尾哲夫
Mr.ピンク(スティーヴ・ブシェミ 有本欽隆
Mr.ブルー(故エディ・バンカー 高宮俊介)
Mr.ブラウン(クエンティン・タランティーノ 水野龍司)
ナイスガイ・エディ(故クリス・ペン 荒川太郎)
ジョー(故ローレンス・ティアニー 中庸助
マーヴィン(カーク・バルツ 神谷和夫)