『トレインスポッティング / TRAINSPOTTING』 (1996)

• • お馬鹿(ﾟ∀ﾟ)ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬで汚く(・ё・)ｸｻｰて、でも、(・∀・)ｶｺｲｲよくてちょっと哀しく(つд・)ｴｰﾝ、オシャレな青春映画。廉価版が出ていたので買っておいたのだが、積んであったので観た。

• • 舞台はスコットランド。マーク・レントン（ユアン・マクレガー）は、仲間たちと怠惰な生活を送っていた。ドラッグとセックス、喧嘩に盗み。レントンは一念発起し、ロンドンで仕事を見つけたものの仲間たちの所為でクビになってしまう。そして、失意のレントンに麻薬の売人から大量のドラッグを売りさばく仕事を持ちかけられるが……

• • ユアン・マクレガーをメジャーに押し上げたカルト映画。監督はダニー・ボイルで、のちに『28日後...』(2002)という一風変わったゾンビ映画を撮っている（これも友人に勧められ観たが、なかなか興味深い）。音楽はイギー・ポップやルー・リード、ブライアン・イーノなどかつてのドラッグ＆パンク、ポップカルチャー時代の申し子たちの音楽を使い、スタイリッシュな感じに仕上がっている。

• • タイトルのTRAINSPOTTINGとは「マニアが鉄道写真を撮るための絶好の場所探し」というのが本来の意味だが、隠語で「ヘロイン中毒者が注射痕が目立たぬように針の刺す場所を探す」行為である。若気の至り、暴走や狂気、情念。絶望と未来の交錯する禁断症状ドラッグ映画かもしれない。