『犬神家の一族』(1976) コレクターズ・エディション

• • 邦画の一時期黄金時代を築いた、角川映画制作の記念すべき第１回作品。豪華すぎる俳優の布陣、市川崑監督による美しい映像。大野雄二さんの魅力的な音楽。故・横溝正史氏によるデガダンな血の系譜の物語。

金田一耕助……石坂浩二
犬神松子……故・高峰三枝子
犬神竹子……三条美紀
犬神梅子……草笛光子
犬神佐清……あおい輝彦
犬神佐武……地井武男
犬神幸吉……故・小林昭二
野々宮珠世……島田陽子
はる（那須ホテルの女中）……坂口良子
古館恭三弁護士……故・小沢栄太郎
橘警察署長……加藤武
大山神官……大滝秀治
猿蔵……寺田稔
柏屋の亭主・久平……故・三木のり平
那須ホテルの主人……故・横溝正史
渡辺刑事……角川春樹
琴の師匠……故・岸田今日子
犬神佐兵衛……三国連太郎

• • 遊び心あり、もう３０年前の作品ゆえ故人も多いが、加藤武扮する警察署長の「よし、わかった！」に(・∀・)ﾆﾔﾆﾔせずにはいられない。若き島田陽子の可憐さ。2006年のリメイク版はちょっと観る気になれないが、この映画何度見ても面白い。続く第３作『獄門島』(1977)と並び、横溝作品の傑作映画化のひとつである。そうして、犬ならぬ犬神に出会ったわけである。

• • あぁ、散財しちゃったじゃまいか。と思いつつ、とある場所で、雨宿りついでに一服(　ﾟДﾟ)ｙ−~~ ん？　変な所に猫がいる。そのそばには、煎餅やら投げ捨てられたちくわが散乱している。こうして、鼠を求め、犬と出会ってしまい、猫で締めくくられた変な雨の午後。