伝記

『ローズ / THE ROSE』(1979)

27歳で夭折した女性シンガー、故ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画。アカデミー賞候補作品。ジョニスばりにシャウトするベット・ミドラーの歌唱力には脱帽である。最後のエンドロールにかかるタイトル曲「ローズ」は名曲で涙せずには聞けない。

『地雷を踏んだらサヨウナラ』(1999)

とりあえず、今のマイ・ブームは浅野忠信ということで買ってきた。1973年11月29日、カンボジアで戦場カメラマンとして活動していた一ノ瀬泰造が11月22日(あるいは23日)に消息を絶った。十年後の1982年に遺体が発見され、死亡が確認される。享年26歳であっ…

『戦場のピアニスト / THE PIANIST』(2002)

ユダヤ系ポーランド人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの戦争実体験が記された回想録を元に、ロマン・ポランスキー監督が映画化した秀作。第75回アカデミー主要3部門(監督賞・主演男優賞・脚色賞)、第55回カンヌ国際映画祭パルムドール他、多数…

『ウォーカー / WALKER』(1987)

『くたばれ!ハリウッド / THE KID STAYS IN THE PICTURE』(2002)

ハリウッドの映画製作会社パラマウントの70年代黄金期を築いたともいえる伝説的プロデューサー、ロバート・エヴァンスの自伝を元に映画化されたドキュメンタリー。ひょんなことから映画界に入る経緯から、1966年に石油資本のガルフ+ウエスタン社が買収した…

『明日に向って撃て! / BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID』(1969)

ブッチ(ポール・ニューマン)とサンダンス(ロバート・レッドフォード)という実在したアウトローたちの青春群像を描いた説明不要な傑作。監督はジョージ・ロイ・ヒルで、このあとこの名優陣とのタッグでまた『スティング / THE STING』(1973)も作られる。…

『シャイン / SHINE』(1995)

またもや、長い時間をかけ調べながら紹介文を書いてたのがうっかり消失した…… ♯ ♪♬ ♬ ♪ ♪ ♪ ♪♬ ♪ ♪♭ ♪ ♪ ♬ ♬ ♪ ♬♪ ♪ ♪ もう書く気なさげ……♪ 実在の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの伝記映画。本作で、第69回アカデミー最優秀主演男優賞をジェフリ…

『エド・ウッド / ED WOOD』(1994)

ティム・バートン監督が定番のジョニー・デップ主演と組んだ伝記映画である。史上最低の監督と評されたエド・ウッドこと、故エドワード・D・ウッド・ジュニアの映画製作に掛ける情熱が描かれた半生であるのが、この映画を観ているだけでも、シナリオの構築…

『クイルズ / QUILLS』特別編(2000)

性的倒錯や拷問虐待という退廃したエロス文学で知られ、サディズムの語源ともなったマルキ・ド・サド侯爵。舞台は19世紀初頭フランスのパリ。シャラトン精神病院に幽閉されてからの後半生を描いた作品である。サド侯爵(ジェフリー・ラッシュ)は精神病院に…

『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方 / THE LIFE AND DEATH OF PETER SELLERS』(2004)

引き続き映画の感想である。ピーター・セラーズといえば、<ピンク・パンサー>シリーズのクルーゾ警部でお馴染みである。1981年に心臓発作でこの世を去って今はもういない怪優であるが、その半生を描いたのがこの伝記映画である。 主演のセラーズを演ずるの…

『アラビアのロレンス / LAWRENCE OF ARABIA』(1962)

とりあえず、感想。実話を元に、若き日のピーター・オトゥールが主演した第35回アカデミー賞7部門を受賞した古典的名作。監督は『戦場にかける橋 / THE BRIDGE ON THE RIVER KWAI』(1957)、『ドクトル・ジバゴ / DOCTOR ZHIVAGO』(1965)で知られる名匠デヴ…

『パピヨン / PAPILLON』(1973)

脱獄映画

脱獄や脱走劇を扱った洋画といえば、以前紹介した『大脱走』(1963) や『勝利への脱出 / ESCAPE TO VICTORY』(1980)などは名作であるが、これらは第二次大戦の旧ナチスドイツ捕虜となった状況下での集団脱走劇を描いた娯楽色の強いものである。特にオールスタ…