SF
全然更新していない拙作のメインHP*1の表紙で、ゼラズニイの同書から一部文章を引用させて頂いている。ゼラズニイらしい美しいものであるが、なんとなく原書の文も併記してみた。それで、気になって先日リニューアル再販された新版の方の翻訳同文も眺めてみ…
2002年、Terminal Realityというアメリカのゲーム会社が開発した吸血鬼(ヴァンパイア)と人間の愛の子いや……合いの子つまりハーフ・ヴァンパイヤ即ちダンピールである美貌のレディであるレインたんを主人公にしたのが『BloodRayne(ブラッドレイン)』であ…
言わずと知れたSF映画『ブレードランナー』で、ネクサス6型という人造人間レプリカントの首領ロイを好演したオランダのいぶし銀俳優。 「お前ら人間には信じられないものをおれは見てきた。オリオン座の近くで燃えた宇宙船や──タンホイザー・ゲートのオーロ…
もうかれこれ20年近く読み繋いでいるシリーズである。執筆開始はそれより古く、27年前という訳であるけれども、獏さんのシリーズの中で<キマイラ・吼>シリーズに次いで長いシリーズものである。この<キマイラ>が少年ものの伝奇小説であるならば、<サイ…
奇才、鬼才というかSF界の変な人の代表で密かにファンも多いであろうスタージョンの作品集。今は廃刊になったサンリオSF文庫でその昔1983年に刊行された『スタージョンは健在なり』を改題し、再刊したもの。 プチスタージョン刊行ブームが起こっているが、大…
原作発表からおよそ10年、2004年10月末(29日らしいけれど)に待望の本邦訳が発売されるG・イーガンの訳者あとがきの一部が東京創元社HPで公開されている。興味ある方はここをどぞ(・∀・)つ
殊能将之の新刊が講談社ノベルスから8月刊行予定らしい。タイトルは『キマイラの新しい城』というらしい。ポール・アルテというフランスのミステリ作家をここ近年呼んでいるらしいので、その影響からか副題はフランス語みたいだ。ご本人のサイトでの紹介で…
日本SFロボットアニメの金字塔であり、今もなお世代を越え愛好者の多い『機動戦士ガンダム』(1979〜1980)のTVシリーズ全43話を見終わる。 最終話「脱出」はニュータイプとして覚醒したアムロ・レイとシャア・アズナブルの肉体と精神の鬩ぎ合いによる死闘、そ…
上記のAAで何となく思い出したのが、<エルリック・サーガ>シリーズで有名なムアコックのSF。彼のファンタジー作品は一部持っているのだが、未だに積読状態だったりする。SF的要素を絡めたり、従来のヒロイック・ファンタジーからの脱却を試みていたり、…
日本の誇る天才漫画家というか、漫画の神様・手塚治虫の未完のライフワーク『火の鳥』が現在NHKでテレビアニメ化され放映されている。過去にアニメ映画化や24時間テレビの特番でアテレコしていたのは、『銀河鉄道999』のメーテルや『エースをねらえ!』のお…
こちらも全然読んでない本の一冊。『分解された男 / THE DEMOLISHED MAN』(1953)、『虎よ、虎よ! /TIGER! TIGER!』(1956)の2つの長編(前者は創元SF文庫刊/沼沢洽治訳。後者はハヤカワ文庫SF刊/中田耕治訳)でワイドスクリーン・バロック作家という地…
滞っていたロジャー・ゼラズニイの原書、アンバーの7巻をちょっと読む。GWとはいえ、銀行からお金下ろすの忘れたので遊びにも行けない罠(´Д⊂グスン 途中でやる気をなくしてほったらかす。 というか、6巻はなかなか面白かったのだが、7巻になって話がな…
ロジャー・ゼラズニイとも関係の深かった、黒人作家ディレイニーの問題作(ペーパーバックのページ数は800ページ……まるで電話帳?)。マルチプレックス──多義性とでも言うのか、言語、それらに形作られる物語さえをも多角的解釈が可能な構造で描き出そうとす…
<平たい地球>シリーズや<パラディスの秘録>シリーズで知られるイギリスの女流ファンタジー作家、タニス・リーのSF作品。 『太陽に噛みつくな / DON'T BITE THE SUN』(1976) 『サファイア色のワイン / DRINKING SAPPHIRE WINE』(1977) これら<フォー・ビ…
アメリカのサイバーキネティック社が外科手術で脳にチップを埋め込み、コンピュータと結線する技術がうんちゃららしい。詳しくはここを読もう。
シッダールタといえば、お勧めしなければならない神話SFの傑作小説がある。 遠未来、宇宙へと植民した人類たち。 第一世代と呼ばれる惑星植民者たちは自らをインド神話の神々になぞらえ、天上都市を建設した。第一世代は過去の科学技術や知識を制御し、古代…
アシモフといえば、「ロボット三原則」を考案し、それをモチーフにSF小説を書いたことで有名だ。SF小説というか、正確にはSFミステリである。ロボットというガジェットやその世界設定はSFであるが、三原則のジレンマにより、ロボットが起こした事件を扱った…
[SF作家]ゼラズニイは詩的な作家だ。書いていた日記が消えたので終了……では仕様がない。 とりあえず、読める人は読め。本書にはボードレールの『悪の華』とホイットマンの『草の葉』という二冊の詩集に象られた、人工知能コンピュータが出てくる。言葉の持つ…
[SF作家]ジョージ・R・R・マーティンが中心となって、未知のウィルスによって超能力を得た者たちによって描かれるもう一つのアメリカ史である。我が敬愛する作家ロジャー・ゼラズニイも参加している。 ちなみに、参加作家はジョージ・R・R・マーティン、…
『アンバーの九王子 / NINE PRINCES IN AMBER』(1970) 『アヴァロンの銃 / THE GUNS OF AVALON』(1972) 『ユニコーンの徴 / SIGN OF THE UNICORN』(1975) 『オベロンの手 / THE HAND OF OBERON』(1976) 『混沌の宮廷 / THE COURTS OF CHAOS』(1978) 『運命の…