SF

『ベータ2のバラッド / "THE BALLAD OF BETA-2"SAMUEL R. DELANY AND OTHERS』(2006) サミュエル・R・ディレイニー他著 若島正編 国書刊行会刊

久々のハードカバー購入である。国書刊行会の<未来の文学>と題され、刊行されている海外SF叢書の第Ⅱ期であるが、今までも興味をそそる刊行物がなかったわけではない。第Ⅰ期ならば、ジーン・ウルフの『ケルベロス第五の首』やら、シオドア・スタージョンの…

『デッドゾーン / THE DEAD ZONE』(1983)

彼の主演してる最高傑作のひとつであり、デビッド・クローネンバーグ監督作でも同じくそうであり、スティーブン・キング原作の映画化で最も成功したひとつでもある。説明不要な傑作。

<永遠の戦士エルリック1>『メルニボネの皇子 / ERLRIC OF MELNIBONE and THE FORTRESS OF THE PEARL』(1972)&(1989)マイクル・ムアコック著/井辻朱美訳 ハヤカワ文庫SF刊

とかなんかを買う。<タフの舟>は連作短編集で、あこぎな宇宙商人タフ船長が活躍するお話。『ノヴァ』は天才ディレイニーの名作の復刻新装版で、旧版はもちろん持ってるけど、何となく買ってしまう。『メルニボネの皇子』は井辻朱美女史による新訳『メルニ…

『ノヴァ / NOVA』サミュエル・R・ディレイニー著/伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫SF刊

<タフの方舟 / TUFVOYAGING>1『禍つ星』2『天の果実』(1986)ジョージ・R・R・マーティン著/酒井昭伸訳 ハヤカワ文庫SF刊

ふらり神保町を逝く

今日は休みだったんだけど何だか早く目が覚めた。それは救急車がピーポー、、パープーって健やかな惰眠を邪魔してくれたから……救急車が川を挟んだ向こう岸に停まり、車の入らぬ路地へとストレッチャーと共に消えた救急隊員さんたちを、三階の自宅の窓から見…

『ファイブスター物語』XII巻 永野護著 ニュータイプ100%コミックス刊(角川書店)

前巻XI巻から三年ぶり、きたる4月10日にいよいよ発売となる待望のXII巻である。それを発売日前にゲットした。都市部では金曜から出ていた模様。 もう追いかけてだいぶになる……本格的に読み始めたのは世の世知辛さに染まらず、まだ紅顔の美少年であった頃(…

『アンバーの血(仮) / BLOOD OF AMBER』ロジャー・ゼラズニイ著(未訳)

休みだったので、思い出したように、ロジャー・ゼラズニイの<真世界>シリーズ7巻目をすごーく、久々に原書で翻訳作業……数行で疲れた。ただいま第9章の半ばなのだが、ここら辺、美しいシャドウシフトやアクションシーンも少ないのでぼく的には少々退屈な…

『銀魂 ぎんたま』アニメ

ひとーつ 人の生き血をすすり by 新八 ふたーつ!! 不埒な悪行三昧 by 神楽 みぃーっつ!! by 新八&神楽m9っ`・ω・´)シャキーン えー みぃーっつ み…みみみだなら人妻を……by銀さん違うわァァァァ!! (*`Д´)=○)Д゚)´Д゚)・;'銀ちゃん みーっつミルキーはパパの味アルヨ b…

五十音作品リスト

プロフィールの変な自画像をクリックすると、なんとはなしに、五十音で好きな作品群を書き連ねたリストが見られたりする。小説、映画、漫画、アニメなどからだが、「ぬ」「も」「れ」が思いつかないので記憶の海から募集中。1文字1作品ではやっぱりつらす…

『銀魂 ぎんたま』空知英秋著 ジャンプ・コミックス刊(集英社)

昨日、『BLEACH』のアニメを観ていたら、アニメ化される『銀魂』という漫画の番宣が流れていた。週刊誌など漫画本はここ数年チェックしていないが、なんとなくピンときて、気になった。で、本日既刊分11冊を大人買いしてきた(;・∀・) なんか(・∀・)アヒャ!!な…

『BREAK-AGE外伝 ボトルシップ・トルーパーズ完全版』馬頭ちーめい著 ビームコミックス刊(エンターブレイン)

何となくネットをふらふらと徘徊していて、知り合いのしーかーさん(いわゆるロボットマニアな方)の日記を眺めたら、発売を知った。キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!! 今は昔、かれこれ数年前……結構はまった漫画『BREAK-AGE』(初版は1〜8巻がアスキーコミックス…

『デリカテッセン / DELICATESSEN』(1991)

『ステップフォード・ワイフ / THE STEPFORD WIVES』(1975)

同じくアイラ・レヴィン原作小説『ステップフォードの妻たち』(原書1972年。ハヤカワ文庫NV刊)が映画化された佳作。2004年にニコール・キッドマン主演でリメイクされた。フランク・オズが監督ゆえ今作はコメディ色が濃くなっているようだが、本来の姿はこ…

『レポマン / REPO MAN』(1984)

最近観た映画。ちょっとマイナーというか、毛色が違うものが観たくなり、アレックス・コックスというインディーズ出身の映画監督のメジャー長編デビュー作を何となく手に取ってみた。だが思いの外面白かった。 上司と喧嘩し、仕事先を首になった青年オットー…

『銀河ヒッチハイク・ガイド / THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY』(2005)

2001年に惜しくも49歳で亡くなった故ダグラス・アダムス原作小説はハチャメチャという噂には聞いていた作品、その映画化。以前予告編を観て面白そうなので買ってきた。小説も河出書房新社から新訳で2巻目まで復刊されているので、未読だったので買ってきた…

『ブレインストーム / BRAINSTORM』(1983)

と書いたけれども……長々と監督、出演者や作品などについて書いていたがテキストが消してしまって゜д゜)鬱死で臨死しそうになったゆえ簡単に。 知覚伝導装置ブレインストームによる臨死追体験が見所である。伝説的特殊効果撮影マンである、ダグラス・トランブ…

sirマイケル・ケイン様とクリストファー・ウォーケン様

『ラスト・マップ 真実を探して』(2004)で共演していたりもする。どちらもいぶし銀で、演技派の好きな俳優なのだが、この映画を見る前にそれぞれが出演している映画を何となく観てしまった。映画の出演キャリアはどちらも長く、デビュー以来ほぼ毎年といって…

『風の谷のナウシカ』(1984)

金ローで恒例の放映中。宮崎駿監督の『ルパン三世カリオストロの城』(1979)に続く初期傑作作品。ぼく的には『天空の城ラピュタ』(1986)まで。これ以降はそれ以前の作品モチーフの焼き直し的なものが多く、その物語の核は環境破壊された自然との共存を計ろう…

エイリアン雑感とか

で、感想となるわけであるが……アルティメット版は劇場版に未公開映像シーンなど、サービスカットを盛り込んだいわゆる完全版といわれる再編集版が基本的に収録されている。1作目は完全版ではなく、DC版という表現。全般的に、リマスター処理された映像や音…

『エイリアンVS.プレデター / ALIEN VS.PREDETOR』2枚組特別編(2004)

『悪いことしましョ!』は別に異星人は登場しない。悪魔は登場する。ビル・マーレーらと一緒に仕事をしているハロルド・ライミスが監督・制作・脚本を担当したコメディ作品。『ハムナプトラ』シリーズのブレンダン・フレイザーが冴えない男エリオットを演じ…

エイリアン アルティメット・コレクションDVD-BOX

『エイリアン / ALIEN』劇場公開版(1979)ディレクターズ・カット版(2003) 『エイリアン2 / ALIENS』完全版(1986) 『エイリアン3』 / ALIEN3』完全版(1992) 『エイリアン4 / ALIEN:RESURRECTION』完全版(1997)

『ギャラクシー・クエスト / GALAXY QUEST』(1999)

エイリアン通り

ってタイトルは成田美名子の同名コミックから……でも、この漫画は異星人(エイリアン)とは無関係な青春少女漫画で、新人類的な意味でエイリアンという語を用いてるだけと思われる。そんな前振りはさておき…… ここ最近DVDをかくの如く買ったわけであるが、以…

『マニトウ / THE MANITOU』(1978)

なんだか週末辺りから風邪(というかインフルエンザ?)で寝込んでおりました。で、そこに脈略もなく、この映画を持ってくるんだが、子ども時分にテレビで放映されたのを観ているわけで、DVDでは未だ出てないようなのだが、鮮烈な気味悪さは『エクソシスト』…

ベスター、ベスター!

こんな日曜日は家でまったりSFを読んだりするのはいいのかもしれない。好きな海外SF作家と言われて、まず挙げるのはゼラズニイであり、次に挙げるならディレイニーであったりする。そしてまぁ、その次に挙げる人なら、アルフレッド・ベスターであったりする…

『太陽を盗んだ男』(1979)

言わずと知れたカルトムービーである。今日は休みだったのだが天気が悪いので久々に眺めてみた。台風の接近ゆえ、『台風クラブ』でもあればそっちでもいいが生憎ないので、こっち。 監督はゴジこと長谷川和彦で、彼のワンアンドオンリーといっても過言ではな…

未来の文学第II期 (・∀・)チゴイネ!

SF

なんかラインナップとして予定されているものが凄い。 ・アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』 渡辺佐智江訳 ・アンソロジー<未来の文学> Ⅰ『グラックの卵』 浅倉久志編訳(ボンド、カットナー、スラデック、ジェイコブズ他) Ⅱ『ベータ2のバラッド』 …

『ホミニッド―原人― / HOMINIDS』(2002) ロバート・J・ソウヤー著/内田昌之訳 ハヤカワ文庫SF刊

たまには最近読んだ本を紹介。まずはあらすじをカバー裏から。 クロマニヨンが絶滅し、かわりにネアンデルタールが進化した世界で、量子コンピュータの実験をしていた物理学者ポンターは、不慮の事故でいずこかへと転送させられてしまった。一方、カナダの地…

Hellgate:London 訳せば羅生門:倫敦?

あのDiabloを開発したBlizzard Entertainmentの開発チームBlizzard Northの元主力スタッフたちが興した新会社Flagship Studios*1が発表したアクションRPGゲームであるらしい。DiabloII拡張版から数年、3はまだかまだかと待っていると、社内のいざこざからDi…