映画
市川崑監督×石坂浩二主演の金田一作品群の中では、ぼくがもっとも好む映画作品。市川崑監督は当初これをシリーズの打ち止めにしようとしていただけあって、その完成度は素晴らしいと思う。昭和21年の終戦直後、引き揚げ船で死んだ戦友(映画版では友人雨宮…
昭和27年、金田一耕助が静養を兼ね立ち寄った、兵庫県の県境にある山村・鬼首村(オニコベムラ)。そこで殺人事件が発生し、事件の背後に村を二分する由良家と仁礼家の存在が浮かび上がり、古くから村に伝わる手毬唄にまつわるものだということが明らかに…
市川崑監督×石坂浩二主演、角川春樹事務所企画、東宝配給の一連劇場公開作品群。前記した、角川映画の記念すべき第1回作品でシリーズ第1作の『犬神家の一族』(1976)に続く、東宝配給作(ここからは純粋に版権は東宝だが、なんとなく角川映画というイメージ…
昨夜、というか本日の未明。リメイク版の『魔界転生』(2003)がテレビでやっていた。未だにSF伝奇時代劇の名作として、オリジナル映画版(1981)を信奉しているぼくであるが、どう差し引いてもこのリメイク版は駄作としかいいようがない。 キャスティングミス…
何となく、同時に捕獲した絶版ものな店頭在庫っぽいDVD。同じく販売元はジェネオン(旧パイオニア販売作品……いいからさ、優良作品を廉価で継続的に再販してくれ)。 って愚痴はさておき、この映画はたまに現れるオカルトとミステリの見事な融合作品の成功…
今や、売れっ子となって久しい脚本家・三谷幸喜が主宰した東京サンシャインボーイズの舞台劇を映画化した傑作。同じくアルゴ・プロジェクトの一環として、『櫻の園』(1990)という秀作を撮った中原俊が監督を務めている。後者は少女漫画家・吉田秋生の原作を…
邦画の一時期黄金時代を築いた、角川映画制作の記念すべき第1回作品。豪華すぎる俳優の布陣、市川崑監督による美しい映像。大野雄二さんの魅力的な音楽。故・横溝正史氏によるデガダンな血の系譜の物語。 金田一耕助……石坂浩二 犬神松子……故・高峰三枝子 犬…
『評決』は久々にDVD化された法廷ものの傑作。主演の弁護士フランク・ギャルビンを演じるのはポール・ニューマン(羽佐間道夫)、謎の女ローラに、『愛の嵐』『オルカ』のシャーロット・ランプリング(弥永和子)、被告側の弁護士エド・コンキャノンにジェー…
『狼たちの午後』はテレビ吹き替え版収録のスペシャルエディションである。以前、通常版を買ったが、アル・パチーノ(野沢那智)、故ジョン・カザール(故・岸田森)に釣られ購入( ・∀・)ゴジャース 『セルピコ』から一転して犯罪者側に回った役回りであるがこ…
ここ一ヶ月ほどで買ったDVDの一部を紹介。この3本はシドニー・ルメット特集的なもの。『セルピコ』は警察汚職に挑む若き警察官セルピコの物語で、実話を元に作られている。イタリア系アメリカ人であるセルピコ(アル・パチーノ)は待望の警察官になったが、…
お馬鹿(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャで汚く(・ё・)クサーて、でも、(・∀・)カコイイよくてちょっと哀しく(つд・)エーン、オシャレな青春映画。廉価版が出ていたので買っておいたのだが、積んであったので観た。 舞台はスコットランド。マーク・レントン(ユアン・マクレガー)は、仲…
また続く殺人ゲーム。前二作を通じての殺人ゲームの意図が明らかになる。マンネリ感はあるにしても、この終わり方はすごく気になる所……続く?
殺人鬼ジグソウによるゲーム再びである。どこかに閉じこめられた八人の男女。ジグソウの意図と、ゲームの意味が徐々に明らかになってゆくわけであるが、状況的には前作より弱い。そして物語は続く……
ソウ トリプル・パック(初回限定生産)が売ってたので買ってきた。オーストラリアの新鋭ジェームズ・ワン&リー・ワネルらの制作監督作で、一時期話題になっていたので、これを機に観てみることに。まだ最初なので評価はあとでかな(´・ω・`)。 映像的には暗…
スピルバーグ監督のクライムコメディ映画。実話を元にした詐欺師の話で、レオナルド・ディカプリオいわゆるレオ様がその詐欺師に扮している。追いかけるのはトム・ハンクス演じるFBI捜査官。スピルバーグの新しめの作品を買ったのは久しぶり。ぶっちゃけ、最…
とりあえず、今のマイ・ブームは浅野忠信ということで買ってきた。1973年11月29日、カンボジアで戦場カメラマンとして活動していた一ノ瀬泰造が11月22日(あるいは23日)に消息を絶った。十年後の1982年に遺体が発見され、死亡が確認される。享年26歳であっ…
『PARTY7』はまだ観てない。出演者も浅野忠信、我修院達也、堀部圭壱を始めとした常連に、永瀬正敏らが加わり、ポップな作品のようだ。『鮫肌男と桃尻女』よりもコメディ色が強いかもしれぬけど。『茶の味』は以前、テレビで観たけれど、こちらは青春映画っ…
中古で売ってたのでかいました(゚Д゚)つツインパック。石井克人監督はだいぶ前に深夜にやっていた『鮫肌男と桃尻女』を観て、なんじゃこりゃあ(゚Д゚≡゚Д゚)?と凄く気に入った監督さんで、そのはっちゃけ具合とスタイリッシュな微妙な配合、アクションは派手である…
とりあえず、思ったこと。ララァ(゚Д゚≡゚Д゚)?
『フルメタル・ジャケット』はハートマン軍曹(リー・アーメイ)に尽きる。分かったか、くそったれども! Sir Yes Sir(。・x・)ゝ!!
『時計じかけのオレンジ』は故アンソニー・バージェスの同名デストピア小説の映画化。管理社会化した近未来イギリスを舞台に、暴力と性に明け暮れる反逆児アレックス(マルコム・マクダウェル)の姿を描いた問題作。飛び交う言語はロシア語と英語のスラング…
スタンリー・キューブリック特集って感じのラインナップになった。ワーナーの旧作はほとんど日本語吹き替えが入ってないことが多いので、入ってるのが出るまで待とうかなぁって待ってたんだが……買うものなかったんだよヽ(`Д´)ノウワァン 『シャイニング / THE SHI…
俳優として戦争映画にも出演したリチャード・アッテンボローが監督した、いわゆる「マーケット・ガーデン作戦」という第二次世界大戦での一幕を描いた佳作。およそ三時間という超大作だが、長すぎるという印象はそんなにない。ショーン・コネリー、マイケル…
過日に続き、東映映画第2弾である。思わず買ってしまいまひた(´・ω・`) いつぞやかだいぶ昔にテレビでやったとき以来久々に観たが、(・∀・)イイネ!! 『仁義なき戦い』で知られる故・深作欣二監督が初めて時代劇に挑戦したといわれる作品であって、そのけれん味…
『ミザリー』は説明不要な怖さを持つキャシー・ベイツとジャームズ・カーン主演のサイコ映画。非常に現代的な話題を扱うのはさすがスティーブン・キングで彼の才といえよう。『スタンド・バイ・ミー』(1986)でもそうだったけど、ロブ・ライナー監督のなんと…
『天国の門』はマイケル・チミノ監督だが、あらやっちゃった Σ(゚д゚lll)ガーンみたいな感じである。19世紀末の西部開拓時代のワイオミングを舞台に、東欧系移民と先住民との間で起こったジョンソン群戦争を扱った超大作。主演は保安官役のクリス・クリスフ…
MGM作品が1000円キャンペーン販売してるので、クリストファー・ウォーケン出演の2作品他を買ってきた。マイケル・チミノ監督の『ディア・ハンター』(1978)で一躍有名になったウォーケン様が30代後半という一番セクシャルヴァイオレットな時期の作品群である…
久々の邦画である。昨日、某人物からオススメされた映画であったのだが、本日DVDを見つけたので買ってきた次第である。たぶん、昔に見たかもしれないが、小さい頃なので忘却の彼方であろう。 題名が仰々しい。そのままズバリである。東映っぽい(;・∀・)とい…
とりあえず、吹き替え版で劇場版1作目観た。久々に萌えた(・∀・) 荒唐無稽なんだけれども、なんか爽快である。梅干し食べてスッパマンとは大違い。映像的にも当時としてはなかなか工夫しているので、CGバリバリな作品より味わいがあるように思う。DVD単品は…